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キャロットクラブ、東京サラブレッドクラブ、シルクホースクラブで一口馬主を楽しんでます。愛馬の応援とイラストを中心としたブログです。。

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Author:もんぺ
キャロットクラブと東京サラブレットクラブそしてシルクホースクラブで一口馬主を楽しんでいます。

※ブログ中のイラストは、営利目的でなければモンペが描いている事を明記してくれるのであれば、2次使用を許可しています。メールでの一報でもかまいません。

「ROUNDERS」(ラウンダーズ) という新しい競馬雑誌で、少しだけですが、イラストを描かせていただきました。

本文中の「キャロットクラブの画像、文言」、「東京サラブレットクラブの画像、文言」「シルクホースクラブの画像、文言」は全て許可を頂き転載させていただてます。

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出資馬

2011年出資馬
レッドレイヴン (牡)
2012年出資馬
ディアデルレイ(牡)
ネオリアリズム(牡)
2013年出資馬
レアリスタ(牡)
グリューヴァイン(牝)
ブライトエンブレム(牡)
モルジアナ(牝)
2014年出資馬
アドヴェントス(牝)
ゼーヴィント(牡)
2015年出資馬
インペリオアスール(牡)
2016年出資馬
ショーンガウアー(牡)
メサルティム(牝)
キングスバリュー(牡)
2017年出資馬
サマーハ16(牡)
ブラックエンブレム16(牝)
マルティンスターク16(牡)
アディクディド16(牝)
エポキシ16(牝)
引退馬
マルティンスターク29戦4勝
アーリーレナ(未出走)
セレスチャルローブ2戦0勝
インデゴライト14戦0勝
パラディーソ4戦1勝
レティセラ14戦0勝
ベッロカリーノ10戦0勝
グロッタアズーラ6戦0勝
ピンクアリエス6戦0勝
アパレシーダ2戦0勝
エポキシ8戦0勝
チャイナキッス8戦0勝
インパクトゲーム12戦1勝
ミニョネット13戦0勝
レッドウォーリア8戦0勝
ジェイポップ10戦0勝
レッドディヴェル4戦0勝
サンディークス14戦1勝
マルムーティエ8戦0勝
ヴェリタブル5戦0勝
ゴレアーダ5戦0勝
レクセル6戦0勝
ウルトラブレント16(募集取下)
※中央のみの戦績です

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お馬さんについて、まったりと語ったり、熱く語ったりしてます。時々競馬の予想をしています。中央・地方問いません。

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【小説?】もんぺ厩舎の憂鬱

もんぺ厩舎の憂鬱No4


『もんぺさん、マルちゃんなんですが、もう少し使ってみようと思う。宜しく頼むよ。』
電話の向こうから、足軽氏の明るい声が聞こえてくた。
正直、マルティンの引退を告げる電話だと思った。
一瞬、間を置いたが、足軽オーナーの意向に素直に嬉しさがこみ上げてくる。
「…解りました。オーナーありがとうございます。精一杯頑張ります。」
携帯電話を持ったまま頭を下げる。
早速、湖南牧場に次に備えて短期放牧に出した。
今回はリフレッシュではなく、体を作るための放牧。
ダメージがなければ、2000~3000メートルじっくり乗ってもらうように指示を出した。
何とか2月末までにもう1回花を咲かせたい。
問題は屋根だ…。
マルティンスタークは、どうも騎手受けが悪いようで、どの騎手に依頼を出しても良い返事が貰えない…。
困ったものだ。
しかし、何とか厩舎のエースのインパクトゲームが復帰するまでは、このマルちゃんを稼動させなければ、
この厩舎の経営は破綻してしまう。
少しでも早い復帰を望むのだが…、無理をするとどうしようもないのでここは忍耐である。


さて、ここは、クローバー牧場。
人参調教センターのもんぺ厩舎の入厩馬はいないので、アパレシーダの様子を見に来た。
そして、整体のお手伝いをしてみる。
「アパレシーダちゃん、がんばって良くなってね…。」
『うん、元気になって元気な赤ちゃんを産む!!』
その言葉で手が止まった。
「いやいや、その前にやる事があるでしょ?」
『そうね、お見合いが先よね、やっぱりディープさんが良いかしらね?』
整体の手に力が入る。
『いたたたた効くぅー、いいですよもんぺさん』
「やっぱりね、競走馬にはやる事があるでしょう?…ねえ?」
『え?私競走馬でしたっけ?』


もんぺ厩舎の憂鬱はつづく・・・かな?



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  1. 2010/11/22(月) 22:02:35|
  2. 小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【小説?】もんぺ厩舎の憂鬱No2

たそがれ2

登場人物
もんぺ・・・人参調教センター開業4年目の調教師。
足軽氏・・・オーナー歴4年目。もんぺ厩舎に馬を預けるただ1人の男。


11月6日、府中競馬場。
 秋晴れのターフに、マルティンスタークが駆ける。
「マルちゃん…、少し大きくなったんじゃないか。」
足軽氏が、双眼鏡を覗きこみながら、マルティンスタークの返し馬を見ていた。足軽氏の口元が緩む。
「ええ、今日は440キロで出走です。牧場から帰って来た時は470キロほどありましたから…。」
「ほう?それは母になる準備でもしていたのかな?」
冗談とも本気とも取れない足軽氏の呟きに背筋が凍る。
来年の2月末までは、現役で行く…というが、共通の認識であったのだが、足軽氏の本業の経営の悪化から、
そうも言ってられないらしい…。
「牧場の方にはそういう意図もあったかも知れませんが、そうはさせません。ビシビシ、坂路で鍛え上げました。」
 とは言っても、今日出走するユートピアSのメンバーは・・・厳しい相手ばかりだ。
「では、掲示板くらいは来るかね?」
「い、いえ…、正直、今回は相手が揃いました。特に、キンカメ産駒の…名前は言えません…が…強敵です。」
「ふむ…、エイシンリターンズ、レディアルパローザ、カウアイレーンかね…。そうだ。同じシンボリクリスエス産駒はどうかね?」
「ま、まあ、全体的にちょっと冴えないですね。緩い馬が多いようです。うちのマルティンもそうですが、ここは叩き台かと…。」
「ほーう。マルちゃんも叩き台かね?…あまり悠長な事は言ってられないのだがね。」
「オーナー…。」
「そういえば、郷原騎手、ユウキハングリーで先行してバテて惨敗してしまったね。マルティンも余り先行するとやる気を無くして惨敗する事は伝えたのかね?」
足軽氏の言葉は素人ながら真をついている。ええ、伝えております。中団からの競馬を指示しました。
「ふむ…。」
足軽氏の双眼鏡が、ラドラータ号を捕らえる。
「あの先生は、大変に優秀なトレーナーだけれども、体重には無頓着だからねー…。」
プラス26キロ。
まあ、小柄な牝馬なのだから幾分かは成長分もあるかも知れ無い。でもまあ、他の先生の馬の事は余り何も言え無いか…。今は、自分の馬の事だ。
坂路で追い切りは、51秒8-38秒3-25秒2-12秒6・・・
まずまずの動きだった。
ちょっとだけ・・・ちょっとだけ期待をしている。



レースが始まった。
内が残る馬場状態だったのだけれども、外を回らされる。
ただ、位置としては理想のポジジョンで直線に向いて来た。
さあ、ここから!
「いけ、マルちゃん!」
足軽氏の激が飛ぶ!
「うおー!」
私も熱い声を出すが、やがてあっという間にため息に変る。


結果は16着・・・


「オーナー…。」
うなだれるオーナーにかけられる言葉は少ない。
「もんぺさん…、もう、マルちゃんはダメなんだろうか?」
「い、いえ、そんな事はありませんよ!これからです!条件さえあえば、きっと勝負になります!」
「そうか・・・。」
そこで、足軽氏の表情が変る。
そして、レディアルパローザ、エイシンリターンズ、カウアイレーンの馬連BOX馬券を見せて来た。
「は?・・・ああ、おめでとうございますオーナー!!」
ここは、上げておくに限る。
「うんうん、キンカメは好きだからね。買っていたんだよね。」
「流石オーナー!おめでとうございます!」
「ふむ、まあ、そうか?ふふふふ・・・ふーでもマルティンの単複をまた当てたいものだね。」
「す、すみません。」
「ふむ、マルティンの今後は明日以降に連絡するからね。ひとまずしっかりケアをしておいてくれたまえ。」
「も、勿論です!ちょ、ちょっとマルティンの様子みて来ますね。オーナーは、ゆっくりして行ってください!では!」
私は、馬主席から姿を消す。
ああ、マルティン・・・次・・・がんばれる機会があるといいな・・・。



つづく・・・かな?


もんぺ厩舎
マルティンスターク
インパクトゲーム
アパレシーダ
シーズアン09
  1. 2010/11/06(土) 21:11:54|
  2. 小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【小説(?)】もんぺ厩舎の憂鬱No1

インディゴライト

登場人物
もんぺ・・・人参調教センターに厩舎をかまえる調教師。
足軽氏・・・もんぺ厩舎に馬を預けるただ1人のオーナー。


10月31日、福島競馬場・・・。
昨日までの雨は止んだのだけれども、その馬場は重く、追込馬には不利な馬場状態となっていた。
「もんぺさん、分かってらっしゃるだろうが、今日、結果が出なければ…。」
「わ、解ってますよ。オーナー。」
2010年の日本は何処も景気が悪い。
私、もんぺ厩舎の最大のパトロンである…というかただ1人のパトロンである足軽氏もその例に漏れず厳しい経営状態を抱えたオーナーであった。
今日走るインディゴライトは、育成時代から右前脚球節が悪く、強い負荷がかけられない馬だったが、オーナーと私は根気よくこの馬を育てた。だが・・・
「もんぺさん、この子のデビュー戦、覚えてますか?」
足軽氏は苦笑する。
「え、ええ。」
オーナーと私は、この子のデビュー戦を現地・中山で一緒に観た。
「内田騎手で出走となって、実は少し期待していたんですよね。」
「す、すみません。」
結果は直線でいっぱいになり、勝ち馬から3.0も離れた惨敗だった。
3番人気に押されていたが、ダメだった。
「脚元に問題を抱えた馬だったので、ダートで卸してみたのですが…。結果はあの通りでした。」
「はは、まったくダートはダメだったねぇ?」
「ええ、次走の福島ではタイムオーバーでした。」
そこで、私は腹を括ってもう1度立て直す事にした。
一旦、放牧に出し、新潟を叩いて、最後のスーパー未勝利に全てを賭ける。そんなプランを出した。
足軽氏もそれに同意してくれた。
「三浦騎手で乾坤一擲の勝負をしたのですがね・・・。」
「まあ、勝った馬は強かったけれど…、あれは3着に来て欲しかったな…。そしたら、もう1頭くらいもんぺさんに馬を預けれたかも知れませんよ。それぐらい馬券買ってましたから…。」
「ええ!?」
うぐっ…、残念だ。アレは惜しかった。
「けれどね、あのレースを観て、もう少し走らせてみたくなったんだよね。今より羽振りも良かったし…地方に持っていって戻せれたら戻そうと思ったんだ。」
「本当にありがとうございます。…でもすみません。結果が・・・。」
インディゴライトは、地方で5戦して1勝2着2回という成績を残して戻って来た。しかし、結果は思わしく無い。
「いやいや、5戦前のここでの3着は嬉しかったよ。単勝100倍を超えるうちの仔が、3着まで来た時はね、本当に嬉しかった。だから…後悔はしていないよ。」
「オーナー…。」
「でもね、今日結果が出なかったら…、この仔には…もう、お疲れ様と言ってあげたい。」
「・・・・・。」
「もっとも、あの3着の時も同じような話しをしたかね?」
「ふふ、そうですねー。」


その後、レースが始まった。スタートからしてダメだった。
まったくレースの流れに乗れず最後方を追走し、直線は大外。
馬場も悪く、そこからも伸びない。
ダメ押しは前の馬の落馬の影響を受けた事。クビさえ伸ばせれていたならば、
もう少し着順は上がっていただろう。
「もんぺさん、済まない登録抹消の手続きを取っておいてくれたまえ。」
「はい・・・。」
残念だが、これも結果だ。受け入れなければならない。
「あ、そうだ。」
「はい?」
「来週のマルティンなんだが…騎手は誰かね?」
うわ…、マズイ…な。
何故かあの馬には騎手が乗りたがらない。
素直な良い馬なのだが、どうにもダメなのである。
今回も、色々当ったのだが、誰も乗ってくれないのだ。
「ご、郷原騎手で予定してます。」
「郷原騎手?ユウキハングリーやウエスタンビーナスに乗っていた騎手かね?」
「は、はい。そうです。」
「もんぺさん、騎手の起用にはあまり口は出さないが、確か彼は最近あまり勝ってないのじゃないかね?ウエスタンビーナスも彼の元から離れてしまったのじゃないか?」
「そうですね・・・。」
「彼は今年何勝しているのかね?」
「・・・に」
「んん?聞こえないぞ?」
「2勝です。」
ああ、余りも不安なんだろうな・・・足軽氏には。
「オーナー、しかしものは考えようで、こういう騎手なら無気力な騎乗をしないで、最後まで追ってくれると・・・。」
「もんぺさん、彼のレースで印象に残っているレースはあるかね?」
「い、いえ・・・。」
「そういう事をいうのは、きちんとリサーチしてから報告したまえ。・・・あ、すまない。遂いつもの癖で・・・。」
「と、とんでもございません。」
足軽氏は今は衰えたとはいえ、会社の経営者なのだ。その言葉に重みを感じる。
「まあ、良い。決まった事であれば仕方がない。解っているかね?このマルティンも結果が出なければ・・・。」
インディゴライトと同じなのだろう。
それも解っている。
11月6日のユートピアS・・・
それが次のレースだ。


つづく・・・かな?



現在のもんぺ厩舎の所属馬
マルティンスターク(5歳牝馬)  入厩中
インパクトゲーム(2歳牝馬)   骨折療養中 
アパレシーダ(2歳牝馬)     育成中(脚元弱い)
シーズアン09(1歳牝馬)     育成中  


  1. 2010/11/04(木) 20:49:43|
  2. 小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

小説・零細馬主の憂鬱・・・「第一話 セレクトセール」

『お台は1000万円、いらっしゃいませんかー。1000まーん、1000まーん』
静内北海道市場セレクトセール。その会場で、まだ30代半ばといった2人の男がコソコソと話し合っていた。
山崎進というIT系の会社を経営する馬主歴3年目の男と、安彦克己というビルオーナー業している男で、初めてセレクトセールにやって来た男だった。
克己は胸のポケットに引っ掛けてあったボールペンを手に取って進をチラリと見る。
進は克己の意図を察する。
「かっちゃん、この馬いくの?」
「う、うん、行くよ。」
今、上々されているのはアドレスサンデーの05という牝馬だった。
アドレスサンデーと今年のデビューが初年度産駒のジャングルポッケが父の産駒だった。
ひとつ上の全兄は昨年の森台グループのセレクトセールで1億円の値をつけた評判馬だった。
「ど、どうやるんだっけ?しんちゃん?」
「バカ、合図の仕方は教えただろ?なんなら自分で値段を提示しても良いんだぜ。・・・つーか、ボールペン握ってもう、やる気マンマンじゃないか。」
進は力む克己の姿を見て苦笑する。
「う、うん。まあね、ちょっと確認しただけだよ。」
『では1000万から始めます。1000まーん1000まーん』
克己は、そっとボールペンを立てる。
『1000万頂きました。1100まーん、1100まーん1100万はいませんかー?』
オークショニアーが克己のサインに反応する。
「うほ、やっちゃったよ。ドキドキだね、しんちゃん。1000万円だって・・・。」
「ばか、これからだよ。父のジャングルポッケは初年度産駒がまだあまりデビューしてないから未知数だけど、母系はしっかりしてるし、半姉のアドレスメガミは重賞の2着だぞ、このまま落とせる訳がねえやろ。」
「そ、そうだね。」
『1100万頂きました。さて1200万いませんか?1200まーん1200まーん、はい1300万、1400万、1550万。』
案の定、今日のセールで特に注目を浴びていたお馬さんであったようだ。次々と声がかかり、セリの値がドンドン上がる。
「あわわわ、どんどん上がって行くよ・・・どうしようしんちゃん・・・。」
克己が進の袖を引っ張る。
「まあ、この馬だけが上々されている訳でもないし、止めるのも手だよ。」
『2000まーん2000まーん2000万円の方いらっしゃいませんか?』
価格はどんどん上がる。
「やめとくかい?」
少し意地悪く進が克己に声をかける。
「ううううう・・・・いや、いくで!」
克己は少し深呼吸をして、
「2100万!」
吹っ切れたようにビットを開始する。
「2200万!」
しかし、あるバイヤーも引く気はないようだ、すぐ切り返して来る。
「2300万!」
「2400万!!」
「2500万!!!」
価格は沸騰する。
「お、おいおい、良いのかい?かっちゃん。予算2500万までしか用意してないんだろ?森台のセレクトセールじゃないんだから余り熱くなっても・・・走るかどうか分からないよ。」
「う、うん、分かっているよ・・・これで決まれば良いのだけれども・・・。」
克己は苦い顔を進に向ける。
「2600万!」
克己がうなだれる。完全に予算オーバーだ。しかし、克己はすぐ顔を上げてもうひと声を絞り出す。
「2700万!」
「お、おい!?」
心配そうに山崎は克己をみる。
「だ、大丈夫だよしんちゃん、200万くらいなら都合がつくよ。」
それなら良いけど・・・と山崎は引き下がる。
「2800万!!」
「かっちゃん・・・。」
心配そうに山崎は克己をみる。しかし克己もこれ以上は行けない。大丈夫、解かっているよと進に呟きボールペンを膝の上に置いた。
『2900まーん2900まーん、いかがですかー?宜しいですかー?』
オークショニアーが克己を見る。克己は、諦めたように首を振って下りる合図をする。
『ございませんね?』
パン!
『では2800万円。東京都の伊達様。ありがとうございました!』
ハンマーが下ろされた。
進と克己の肩の力が抜ける。
「かっちゃん、びっくりしたよ。どこまで引っ張るのかね・・・、オレのせいで破産なんて嫌だからね?」
進が馬を持ちたいという克己を連れてこの静内セレクトセールに連れてきた張本人だった。
「ははは、解かっているよ。でも、悔しいなー、あのお馬さん、気にいっていたのにな・・・。」
克己が落とせなっかったお馬さんは、ドールホビーと名づけられ、後に阪神JFとオークスを勝つ名牝となるお馬さんであったが、この時点では知るよしも無かった。



数時間後・・・・


「しんちゃん、やったね?!」
進は、ブルーライターの05を1800万円。クジラハゴロモの05を1600万円でセリ落としていた。
「うん、後は走るかどうかだね。でも、かっちゃんも1000万でノンステップラブの05落としてたじゃない。落とした時興奮したでしょ?」
「うん!・・・でも、700万くらいで止めるべきだったかな?ちょっと熱くなりやすいみたい。やっちゃった感があるよ。」
克己は苦笑する。
「はははは、まあまあ、ホワイトバブルって勝ち上がり率も良いし、案外良い買い物だったかもよ。さて、初めての馬も買えたし、どうする、もう帰る?」
そうだね・・・と克己が言いかけた時、
『次は、ラテルネコの05・・・父シンボリクリスエックス・・・お台は500万からです。500まーん、500まーん・・・。』
と、ラテルネコの05という小柄な牝馬が上々されセリが始まった。
ラテルネコ・・・たしかアドレスコンドルとかキャラメルアート・・・それにトップイズツヨシとか兎に角、仔出しが良い馬だったな・・・。
克己はカタログの血統表にみる。
「しんちゃん・・・もう少し良いかな?ちょっと・・・参加したいんだ。」
克己はボールペンを握る。
「了解」
腰を上げた2人は再び腰を下ろした。
そして克己はすっとボールペンを持つ手を上げる。
『500万頂きました・・・600まーん600まーん』
「600万!」
すかさずビットする男が現われた。
「あ、あいつ・・・。」
それは、アドレスサンデーの05をセリ落とした伊達という男だった。
「あ、あんにゃろー。700万!!」
伊達もちらりと克己を見る。
「800万」
「1000万!!」
伊達はもう1度克己をみる。
「1100万」
「1400万!!」
伊達は肩をすくめて、隣の男と話しを始める。
よし、よし諦めろ!
克己は心から願う。
『1500まーん1500まーん。いませんか?よろしいですか?』
オークショナーは伊達を見るが、伊達は隣の男を話しを続けている。
そのまま降りてくれい!
伊達は、オークショナーを見て首を振った。
克己の勝ちだ。
『では、1400万。東京都安彦様、ありがとうございました。』
「よっしゃー!!」
克己は進と握手をする。
「リベンジおめでとう」
「ありがとう」
「ようこそ馬主の世界へ」
克己は力強く頷く。
山崎と克己は1歳馬を2頭つづ購入した。
「しんちゃん、これで馬主の資格取れなかったらどうしよう?」
「まあ、そんときは地方競馬しかないわな(笑)」
「ちぇ、大丈夫だよ・・・くらい言ってよな。」
進と克己は満面に笑みを浮かべた。
 

第2話へ続く・・・(不定期連載です)




この物語はもちろんフィクションです。









  1. 2009/10/08(木) 00:25:44|
  2. 小説
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  4. | コメント:3
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