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2cmの攻防
先入れをしたダイワスカーレットは、落ち着いていたパドックの姿とは裏はらに、立ち上がり、咆哮した。
<<競馬観戦日記11/2 | ホーム | さあ、スカーレットよ!!>>
それはその存在感を示すような咆哮だった。 7ヶ月。骨瘤という疾患明けのG1というレース。 ごまかしの効かない正真正銘の『力』が必用とする舞台。 かつてトウカイテイオーという名馬が、骨折明けに1番人気という指示を得たが5着に敗れた。 また、 ナリタブライアンという伝説の名馬が右股関節炎という疾患を患い、復帰戦で1番人気に支持されて12着に敗れた舞台だ。 かつて最強という名を欲しいままにしていた往年の名馬が、復帰戦という舞台を秋の天皇賞という舞台を選んで、惨敗をしていた舞台だ。 事実ウオッカは最強の馬に相応しい王者の風格を備えていた。 ダイワスカーレットがテンションが高い姿を見せたのに対し、 ウオッカは馬場入りしても、厩務員は手綱を離さず、 ゆっくりと11万人が見守るターフの前に姿を現し、 返し馬をしないでずーっと歩き始めた。 王者の姿を誇示するように、ゆっくりとその一歩一歩を踏み出す。 ゴール板を教えるように、ゆっくりと歩く。 思えば、ここがゴールだと教えていたのでないか? これまで、幾度とあった50m手前でのウオッカの失速は、 力尽きたのではなく勝手にウオッカがレースを止めたとではないのかという考えの下の行為だったのではないかという事が、今になっては推測される。 その魔法の行為は、まさしく、勝負の分水嶺になった。 松田国英が名調教師だとすれば、 角居勝彦調教師は、名指揮官であった。 この男の深謀遠慮は、とどまる事をしらない。 まずはウオッカにゴール板を教え、 対スカーレットに鈴を付ける事を試みた。 その任を担ったのは、O・ペリエ。 トーセンキャプテンという馬だ。 この馬は、常にダイワスカーレットのマークを演じて自滅。 正に、万全。 天才・指揮官の策略は100パーセント成功・・・したかに見えた。 もちろん、ウオッカにも敵はいた。 四位という騎手のディープスカイ。 この馬はウオッカのみをマーク。 結果的にはウオッカが伸びる手伝いをした格好になるが、 ウオッカに真っ向勝負した馬はこの馬だけ。 この2頭は壮絶な叩き遭いを演じた。 好位から抜けだそうとしたエアシェイディは論外。 仮に、典さんがした後方一気をしていたら、もっと際どいレースになったかもしれない。 カンパニーは通常のレースでは、典の定位置の2着に来た完璧なのり方だった。 しかし、1着になれる馬が3頭いただけの話。 騎乗は完璧だ。 さてダイワスカーレットの話に戻そう。 ウオッカには3つの援軍があったにも係わらず、 孤軍奮闘というに相応しいレースを演じた。 トーセンキャプテンが、自らの勝ちを無視したマークをする。 ペースを緩める事ができず、ハイペースに持ち込まれる。 しかし、ダイワスカーレットは自力でこのトーセンキャプテンのマークを振り切る。 しかし、 四位が演じた最強のマークを糧に叩き合いながら上がってくるウオッカとディープスカイが外からやってくる。 そして、その勢いは凄まじいの一言で、 いったんはこの新旧のダービー馬で決まるかと思われた。 大外から馬群へ飲み込まれる形に完全に入ったのだ。 しかし、 しかしだ。 このダイワスカーレットという馬は尋常な馬ではなかった。 いや、分かってはいたが、ダイワスカーレットは普通の馬ではない。 いままで見せ付けてきた、 ありえない2段ロケットがやはり存在した。 姑息な策を、その自らの『武』によって噛み破ろうとした、猛将のごとく、そこから一騎突き抜ける。 ここからの攻防は、その力を全て出し切る壮絶な3頭の叩き遭い。 いつものウオッカならゴール板手前50mで力尽きるのだが、 今日は3つの魔法という名の策が功を走してばてない。 選ばれた馬だけが持つ神の采配によって、「鼻毛差」の「2cm」 ウオッカがダイワスカーレットを差しきった。 本当にカメラの位置の関係でダイワスカーレットが勝ったと思った。 喜んで→負けた結果が分かってうなだれた。 武は珍しく、僕らのまえでバンザイを3回した。 ただ確信する。 今日のウオッカの勝ちは角居さんの2つの策と四位のアシストがなければ無かったと。 ダイワスカーレットは、決してウオッカの後塵を拝する馬ではない。 JRAがウオッカを主役にして、ダイワスカーレットをライバルに仕立て上げようとも、その強さはウオッカを凌ぐと。 しかし、悔しいが結果が全ててあり、負けは負けだ。 言い訳はしない。 有馬記念では、中山最強のマツリダゴッホが待っている。 まずはこの牡馬に借りを返さなければならない。 だが、まずは今日はお疲れ様。 ダイワスカーレット痺れた。 ありがとうと感謝を言って置く事にためらいはない。 僕は敢えて言おう。 ありがとう。 僕は、あんたはやはり最強だと信じている。 スポンサーサイト
コメント
こんばんは。 熟を です。 (*^_^*)
天皇賞・秋! 東京競馬場で観戦されたのですねぇ。これは、もうねぇ、名勝負ですよ。 ダイワスカーレットの粘り腰と言うのか、これは、スゴイです。 有馬記念が楽しみになりましたねぇ。その時も現地観戦かなぁ。
熟をさん!!
ものすごいレースでした。 アンカツも100勝を天皇賞で決めてやろうと気合の入ったレース。 圧巻でした。 はい、有馬記念も行きます! 早朝から突撃です! 中山最強のマツリダゴッホ。 4歳秋という充実の秋を迎えた2頭の激突が今から楽しみです!
私も予定どおり現地観戦しました。
指定席が取れたので、6階最前列より見ていました。 ビックリしましたね~。日本最高レベルのレースでした。 ラビットを使った角居厩舎の執念の分の勝ち負けでしたが、スカーレットも凄かった。 普通は6-7着に沈みますよね。 良い想い出になりそうです。
みいめいさん
おお、指定席観戦ですか! いいですねー! 6階だと、向こう正面も見られますから 最高のロケーションでしょうね! ただ、ガラスばりだとかなり暑かったのでないでしょうか?(笑) 僕は、朝から並んで席を確保して観戦。寒くなったり、暑くなったりで大変でした。 最高のレースでした!!本当に!
指定席はメインのフジビュースタンドでしたので、屋外でした。
寒かったですよ~。 でも、激戦に心はあたたかくなりました。
日頃のご無沙汰ほんとーにすみません*^^*
感動の天皇賞でしたね。ほんと、まりんはTV前の観戦でしたが、TVということを忘れるくらい、その気迫が伝わってくるかのようなゴール直前の攻防に心臓が止まるかと思うくらい(笑)興奮してしまいました*^^* 逃げて逃げてというのは変ですけどスカーレットの正攻法戦略は、天皇賞(もんぺさんがおっしゃっているように、ごまかしの効かない正真正銘の『力』が必用とする舞台)に挑む美しさを感じてしまいました*^^* ウオッカも強い、スカーレットも強い、どうしてもどちらが強いかというのを求めてしまいがちですけど、昨日のレースは同着に等しい名勝負だっとまりんも思いました*^^*
みいめいさん
ああ、なるほど、上にいくほど日陰が多いですものね! 寒いですね! でも、トラック1週全て見渡せる風景は 圧巻ですよね! 本当に本当に熱いレースでした!
ゆうまりんさん
昨日はやっぱりウオッカが2cm分強かったのだと思います。 でも、これで終わりじゃありません、気持ちを切り替えて、昨年してやられた中山の鬼神マツリダゴッホを倒さなければなりません。 これも昨日に勝るとも劣らない強敵です! がんばってもらいましょう! コメントの投稿トラックバック |